特注意匠 文箱 デザイン・製作
(デザイン・設計は当社で行いました)
デザインのテーマは「網目に流れ扇」
作品を製作するにあたって、その前段階で練習の事を踏まえて、以前に仮製作した部材を再利用して文箱を製作致しました。
上部に組子で網目を表し、下部に流れ扇を置きました。
組子は網目を作り出すために上下に編み込みました。
(本来は組子の切り欠きをかなり深くして、組み安くして組んでいくのですが、今回は切り欠きを深くせず、木のしなりを生かしてそのまま編みました)
扇は 陰陽透かし彫りを入れた物、鍔を満月に見立てた物、和歌を書で書いた物の三点散らしました。
使用材:吉野杉、吉野桧、米ひば(奈良・ゴトウ木材さん)木曽桧(古建具の転用材)
書: 諸岡水萌 先生
(全体)
(全体)
(網目組子)
(陰陽透かし彫り)
(鍔をあしらったデザイン)
(在原業平の和歌の入った扇面)
(製作風景)
’(製作風景
(製作風景)