松江藩主 松平不昧公お抱えの名工 小林如泥の作品「麻の葉陰陽透彫り袖障子」に施してある麻の葉の陰陽透かし彫りを
入れた鑿箱を製作いたしました。
数年前写真で小林如泥さんの作品と出会い強く感銘を受け、いつか自分でもやってみたいと思い数年間、個人的に励んでいました。
今年に入りいつもお世話になっているに庭師さんから銘のある鑿を頂いたのをきっかけに陰陽透かし彫りを入れた作品をそろそろ手掛けてみようと
思い製作に入りました。
本家の如泥さんはこの麻の葉陰陽透彫りを厚み18㎜の材に無数に施してます。
それに比べ、自分はまだまだ半分以下の8㎜の材に陰陽一個ずつです。
今後も少しずつ勉強して少しでも如泥さんに近づけるように励んでいきたいものです。
(完成)
(箱と蓋)
(箱)
(麻の葉陰陽透かし彫り)
(陽刻)
(陰刻)
(透かし具合)
(陰刻は0.5㎜以下の線)
(箱と蓋は水組)
(横 くり型)
(鑿を入れて)